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介護業界の離職率は高くない!現実とからくり

実際はそんなに高く無い、介護業界の離職率の実際

介護職の離職率は16.6%。これって高い?低い?

離職率が高いというイメージが強い介護業界ですか実際のところはどうなのでしょうか?

介護職員の1年間での離職率は都道府県によって違いはありますが、全国平均では16.6%という結果が出ています

これは高いといえるのでしょうか?

日本の全産業の年間の離職率は15.6%なので、介護は1%ほど高いの事は事実です。
ただし、他のサービス業と比較してみると『宿泊業・飲食サービス業30.4%』、『生活関連サービス業・娯楽業23.7%』『サービス業(他に分類されないもの)23.2%』となりそれらの業種と比べると介護の離職率は約7%~14%低いことが分かります。

介護業界内では介護の仕事は高齢者(利用者)に対してのサービス業であるという認識が広がってきています。
そう考えると、介護業界の離職率は著しく高いとは決して言えないのです。

 

介護職の離職率の高さは全産業と比較しても1%しか違わない

サービス業と比較すると約7%~14%ほど離職率は低い

 

産業別離職率一覧

区分 離職率(%)
産業合計 15.6
医療・福祉 15.2
(医療・福祉のうち介護分野) 16.6
建設業 12.1
製造業 10.6
情報通信業 9.4
卸売業・小売業 15.0
不動産業・物品賃貸業 13.6
宿泊業・飲食サービス業 30.4
生活関連サービス業・娯楽業 23.7
教育、学習支援業 14.9
サービス業(他に分類されないもの) 23.2

(参考元:厚生労働省 平成25年雇用動向調査結果の概況、介護労働安定センター 平成25年度介護労働実態調査 )

 

介護職の離職率が高い思われている理由はなぜなのか?

理由1:以前は離職率が高かった

介護業界の離職率が高いというイメージは『昔の離職率は確かに高かった』ということが関係していると想定されます。
過去の約10年間の離職率をさかのぼってみてみると、年度によって多少の波はあるものの平成16年には21.0%だった離職率が現在(平成25年)では16.6%まで改善されています。

 

約10年で離職率はおおよそ5%も下がっている

約10年前は離職率が20%を越えていた

 
年度 離職率(%)
平成16年 21.0
平成17年 20.2
平成18年 20.3
平成19年 21.6
平成20年 18.7
平成21年 17.0
平成22年 17.8
平成23年 16.1
平成24年 17.0
平成25年 16.6

(参考元:介護労働安定センター 平成16~25年度介護労働実態調査 )

   

理由2:介護職員の増加

毎年、介護職員は5~8%のペースで増加しています。

平成12年には55万人だった介護職員は平成24年時点で149万人まで増えました。その後も5~8%のペースで増加しているので現在(平成27年時点)では正確な統計は無いものの約160~170万人となっていることが想定されます。

厚生労働省の発表では平成37年には約220万人となる予想が立てられています(それでも必要な職員数には30万人足りないといわれています)

平成27年時点で他業種で働く職員はどのくらいいるのでしょうか?(詳細は下の表を参照)

平成27年時点で日本全体で仕事をしている(就業者数)は6309万人います。介護職員が160万人だとすると就業者数の約2.5%にあたります。
これは仕事をしている人の40人に1人は介護職員だということになります。

介護職員も離職率は約16%(10年前は20%)なので、介護職員の知り合いの5~7人のうちの1人は介護の仕事を辞めた、または違う介護施設に転職しているということになります。

身近に介護の仕事をしている人がいる可能性が高い上に、辞めた(転職した)という話を聞く機会があるというのが離職率が高いイメージにつながっているのではないでしょうか。

 

介護職員の増加により身近に介護の仕事をしている人が増えている(40人に1人は介護職員)

身近に介護職員が増えてくることで退職(転職)の話も耳にするようになった

 
業種 就業者数
(万人)
業種 就業者数
(万人)
建設業 489 製造業 1035
情報通信業 202 卸売・小売業 1073
不動産・物品賃貸業 113 宿泊・飲食サービス業 377
教育、学習支援業 303 介護職員 160~170
(想定)
全産業の就業者数  

(参考元:統計局 労働力調査(基本集計) 平成27年(2015年)、厚生労働省「介護サービス施設・事業所調査」、「医療・介護に係る長期推計」)

 

理由3:離職率の『2極化』

実際は介護職員の離職率は平成25年時点で16.6%で全産業に比べ1%高いだけなのです。
介護職の離職率が高いというイメージの原因の1つは『離職率の2極化』が考えられます。

介護の施設を運営している法人は事業規模も大小様々あります。その法人(施設・事業所)毎に離職率が非常に高い法人と低い法人に大きく分かれている『2極化』進んでいるとも言われています。(こういった統計は取られていないので確証はありませんが)

大きい法人がいい法人、小さい法人は不安定な法人などということはあまりありません。離職率の差は法人の『利用者に対する考え方』や『職員に対する考え方』などが大きく関わってきます。
介護職員が退職(転職)する理由の上位は

・法人や施設事業所の理念や運営のあり方に不満があったため(23.3%)

・職場の人間関係に問題があったため(24.7%)

が毎年上位2位の離職理由です。
職場の人間関係で退職という理由は他の業種の統計でも必ず上位に入ってきます。

 
 

もう一つの『2極化』は働く職員の2極化です。介護職員は非常に短期間で退職(転職)する人と長く勤める人に2極化しています。

介護の職場を1年未満で退職する方の約17%は次の職場も1年以内に退職すると統計があります。2年以内には35%退職してしまうのです。
この『法人(施設)による2極化』と『職員の2極化』が介護業界の離職率が高いイメージにつながる理由の1つと考えられます。

離職率の『高い法人(施設)』と『低い法人(施設)』の2極化

短期間で退職を繰り返す『職員の2極化』

(参考元:介護労働安定センター 平成23年平成25年度介護労働実態調査 )

   
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